【長】野球ボール

練習が終わって、あたしはソウソウに近付いた。


「ソウソウ?」


「ん?何?」


いつもと変わらない笑顔に胸が痛くなる。


「……ちょっと…後で話があるんだけど」


「分かった。着替えてグラウンドで待ってる」


自分の手が、足が……

震えてるのが分かる。




今まで何人もの男の子に”NO”の言葉を言ってきたけど……


こんな気持ちは初めて。


ギリギリまであたしは悩んでた。


それぐらいソウソウは、あたしにとって特別な存在。


また笑顔で話せますように…。