【長】野球ボール

「なんか…いろいろごめん」


一輝がボソッと呟いた。


「全然!!あたしあぁいう人好きだよっ」


自分でも単純って思うけどね…。

一輝のお兄ちゃんの彼女へのライバル心は、簡単に消えていた。




「一輝のお兄ちゃんってどんな人なの?」


「兄貴?あー…うるさい奴」


「へ?」


超意外だった。

クール系な一輝のお兄ちゃんだから、超クールなのかと思った。


「例えるなら…爽みたいな感じ?」


「あぁ!!分かりやすい!!そっかー、じゃあ一輝とは正反対?」


別に悪い意味は全くなかったんだけど…。


「俺と爽は正反対か…」


意味ありげに呟く一輝。