【長】野球ボール

「お待たせ致しました♪」


すぐに華織さんが、頼んだ物を運んできてくれた。


「今ね、光輝にメールしたら返事すぐにきたよ。いつもなかなか返さないくせにっ」


「バイト中だろ!?何てメールしたの?」


「それはもちろんかっちゃんのことよー!!かわいい女の子とデートしてるって」


「はぁー…最悪。兄貴だけには絶対知られたくなかったのに」


ため息をついて、顔を引き攣らせる一輝。


そんな楽しそうな二人の会話を、ただ黙って聞いていた。

そんなあたしに気付いた華織さん。




「あ、邪魔してごめんね!!えっとー…?」


「叶夏ですっ」


「叶夏ちゃんね。かっちゃんにいじめられたら、すぐに言ってきていいからっ」


「何言ってんだよ!!バイト中だろ?しっかり働けって」


一輝の言葉を簡単に流して、華織さんは仕事に戻っていった。

なんていうか…大人の女の人って感じで、なんかカッコイイ!!ってのが印象。