【長】野球ボール

「……そっか。だって、叶夏ちゃん」


今度はニコッと微笑む励ちゃんと目が合う。


「え、えっと」


何て答えたらいいか分かんない。

答えに困るあたしより先にソウソウが口を開いた。


「まだ断らないでよ♪YES以外の言葉聞く気ねぇし」


俺なりにやらしてもらうから…そう言い残して去って行った。




「ねぇ励ちゃん?ソウソウあんな人だったっけ?」


「あー…うん」


励ちゃんらしくない曖昧な返事。


「あれじゃまるで…男の子みたいじゃん」


当たり前なんだけど、そういう意味とは違くて……

あたしの胸はドキドキしてた。