【長】野球ボール





「昨日はごめん」


次の日謝ったのは、意外にも一輝だった。


「ただの八つ当たりだった!!悪い!!」


手を合わせる一輝に、あたしとソウソウは顔を見合わせた。

お互いキョトンとした表情で。


「だって。どうするキョンキョン?」


「どうしよっか?」


ニヤニヤ顔で相談してるあたし達の心の中は、きっと同じはず。




「まじ悪かったって!!」


必死に頭を下げる一輝に、あたし達は大笑いした。


「一輝のバーカ♪」


そしてすぐに、あたし達はいつもの関係に戻った。


でも……

やっぱりあたしの心はどこか穴が開いたまま。

”ごめん”の言葉じゃ埋まらなかったみたい。