【長】野球ボール

「ちょっと待ってよ…ソウソウ」


あたしはソウソウを追いかけた。


「あぁー…ボケ一輝ー!!」


「ソウソウ…」


「…って、俺も悪いよな…やっちゃった」


ははって笑うソウソウだけど、いつもの笑顔はない。


「……ソウソウが怒るなんてビックリした。大丈夫?」


「ん?俺もビックリ。何でキレたんだー?」


ソウソウの怒ったとこなんて、そういえば初めて見たかも…。




「悪くないキョンキョンに、あたってるの見たら…なんかなー。怖かった?ごめんな?」


「ううん!!あのままだったら、たぶんあたし泣いちゃってたから…助かったかな…」


「やっぱり一輝が言ってたこと?どうせカッとなっただけで、本心じゃねぇよ」


「……うん。ありがと…」


一輝の言葉や態度を思い出して…。

そしてソウソウの優しさに…涙を我慢できなくなった。