【長】野球ボール

「やっと落ち着いたなっ」


そんなソウソウの声にも、一輝は適当な返事。

ちゃんと聞こえてるのかさえ、心配になる。


「そーだな」


「お疲れ♪」


片付けをしながら、あたしも話しかける。


「おー…」


当然また気の抜けた返事。




「この分だとまだまだ明日も続きそうじゃね?校内放送ではっきりさせるべきかもなっ」


いつものように冗談を言うソウソウ。

普段の一輝なら、バカにして笑う。


「そ、そうだよ!!結局あの噂どうなの?」


あたしだって本当のこと知りたい…。


一輝を好きな一人の女の子として聞いたつもりだった。


まさかそんな返事が返ってくるなんて思わないでしょ…。