「明神…?」


うっわー…最悪。


目の前には、目を真ん丸にした男が一人。


彼の顔からして、まず間違いなく今のあたしの声聞かれた。




どうしよう…。


黒い部分丸出しだったよね。


考えてるあたしより先に、彼が口を開いた。




「今の…明神が言った?」


低い声と真剣な面持ち。


てか、アンタ誰?


あたしのこと知ってんの?


何となーく、見たことあるような?




うーんと……

どこでだっけ?