【長】野球ボール

「落ちても責任取んねぇから、しっかり掴まっとけよ」


「ちゃんと安全運転してよねー」


なんて言いながら、軽く睨み合い。


何か久しぶり…一輝とこうやって話すの。


「おっし、帰るぞ」


やっぱり冬嘉ちゃんと付き合い始めたから?


じゃあ、冬嘉ちゃんのお陰なのかな…。




「ねぇ一輝、冬嘉ちゃんに怒られない?」


なぜだか今なら…素直に冬嘉ちゃんの名前を口にすることができた。


「は?ふゆか?誰のこと?」


「えっ…桃井冬嘉ちゃんよ」


きっと照れ隠し。

あたしはそう思ってた。


「あぁ桃井?何で怒んの?」