【長】野球ボール

ガララッ


「先生ありがとー」


そう行って保健室を出たら、すぐに一輝が近寄ってきてくれた。


「うっわー!!まじで痛そうだなっ」


「……真っ赤になって腫れてるの」


湿布の上からでは見えない状態を簡単に説明した。




「そっか。歩けねぇよな、それじゃ…ほら」


目の前で一輝がしゃがみ込む。


「え?だ、大丈夫だよ!!遅いけど何とか歩けるしっ」


声が思わず裏返った気がした。


「今日だけ特別。もうどうせ人も残ってないし、見られる心配もねぇじゃん?早くしろっ」


「う…お、重いよ…?」


そうしてあたしは一輝の背中に乗った。

ドキドキしながら…。