【長】野球ボール

「そ、そうだけど?」


「ふーん…そっか。じゃあ俺は別のとこに行った方がいいよな」


何だか素っ気ない態度。


「一輝も…あの女の人待ち?」


そういえば、この図書室で二人が話してるのを見たんだった。




ガラッ


「あれ?一輝?」


「ちわーす」


「か、一輝も人待ちらしいよっ」


動揺を隠すように、簡単に説明した。


そしてあたし達は奥の椅子に座った。

一輝は入口の椅子だから、正反対の場所。


まだお昼ご飯の時間だからか…他に人はいない。