【長】野球ボール

「んっ」


声をあげたあたしに……


「大丈夫?」


ってすぐに声をかけてくれた。


「……大丈夫だよ」


あたしはキスの余韻に浸っていた。


「そろそろ…帰ろうか?」


散らかってた教科書や参考書を、鞄に片付けるゆうくん。




そして二人で図書室を出た。


お互い無言のまま。

だけど手はしっかり繋がられていた。


門の近くに差し掛かったとき。


「もう一回したいって言ったら…やっぱ嫌?」


ゆうくんがゆっくり口を開いた。


「俺キス中毒かも。叶夏といっぱいキスしたい…」


あたし達は人の目につかない、少し薄暗いとこに移動した。