【長】野球ボール

「ははっ!!確かに叶夏に守られてばっかだなー」


本気であたしは言ったのに、冗談だと思われてる?


……別にいいけど。




「あ、つか叶夏?いつもどうやって帰ってんの?」


「どうやってって…歩いてだけど?」


急に何?

今まで100%無関心だったくせに。


「いや、そうじゃなくて…誰かと帰ってる?」


「ううん、一人だよ?あたしが着替え終わったら、もう皆帰ってるしねー」


少し嫌味を込めて答えた。


「まじ?悪い!!今まで気付かなかった!!」


「別にいいって。家近いし」


あたしの嫌味な態度も、素直な一輝の前では軽くかわされてしまう。


不思議なぐらい。