片付けをしてるときに、あたしは一輝に話しかけた。
「一輝〜、今日は一緒に帰れない!!ごめんねっ」
「え?何で?」
部活の後は、例えまだ空が明るくても一輝と一緒に帰ってた。
一輝もあぁ見えて、実はかなり優しいし。
「ん〜ちょっと…成宮さんにお願いされちゃって」
「……お願い?」
「何かね、妹の誕生日プレゼント買うの手伝って欲しいって」
「へぇー…デート?よかったじゃん」
わざわざデートなんて言って、あたしの緊張を増やす一輝。
「な、何がよ!?別に何もないしっ」
「そんなに叶夏が焦るなんて珍しいなっ」
嫌味っぽい言葉だけを残して、一輝は片付けに戻って行った。



