「ねぇ一輝?いよいよ明日だね!!緊張してる?」


いつもの帰り道、あたしは一輝に問いかける。


「ぜーんぜん。やっとかって感じ」


ニッて楽しそうに笑う一輝。


「流石一輝。余裕だねっ」


「叶夏の方が緊張してんだろ?」


「な、何であたしが緊張すんのよっ」


バレバレか…。

何で分かったかな?




「負けたらキャプテンとも離れなきゃなんねぇもんな」


う…っ。


「うーるーさーい。てか、あたしは皆と離れたくない!!」


それだって嘘じゃない!!


「ふーん。でもそれってさ、俺らが負けること前提?」