執事の加藤さん。



「有り得なくないッスか!?」と、俺に同意を求めてくる立川。
でもまぁ、それがお嬢様だからなぁ…。


それから立川は続けた。


「ビビって固まってたんですけど、起こさなきゃいけないからカーテン開けようと思ってお嬢様の方に行ったら、いきなり起きて俺の胸ぐら掴んで『誰が入っていいと言ったよ』ってドスの効いた声で言われたんですよーッ!!!」

両手で顔を覆い、「まじでヤダ…」と呟いた。


「立川。お嬢様ってさ、少し人見知りするからさ。それであんな態度になったり、…してるんだと思うよ。うん」

「あれ、人見知りレベル超えてますけど」


ですよね。


「俺もさ、最初は色々酷かったぜ?お前、ハサミじゃん。俺なんかナイフだったからね…」


あれ?


「それに起こしに側寄っても胸ぐら掴まれただけだろ?俺なんか背負い投げされて、足でグリグリされて…」


あれ?


「お前、なんっ、か…、まだ可愛い方じゃねぇーかぁー!!」


あれー!?俺の方が泣いちゃってんだけど。
ナニコレ。