えーっ!?
何言っちゃってんのコイツ。
「俺、女の子にあんな事されたの初めてなんスよ…」と、目に涙を浮かべながら立川は言った。
「あー、…えっと、お前、お嬢様何されたわけ?」
そう言うと、立川は少し俯かせていた顔を上げて俺を見る。良くぞ聞いてくれました!と言わんばかりの顔をしながら。
立川が言うには、こうだ。
リーダーにお嬢様のお世話係を俺の代わりに指摘された立川は、朝からお嬢様を起こしに行った。
しかし、部屋のドアを何回ノックしてもお嬢様の返事はない。でも起こさなければならない立川は、仕方なく部屋へと入る事にした。
鍵は掛かっておらず、簡単には入れたんだと。
すると、入ってドアを閉めた瞬間、自分の顔の横に何かが飛んできた。…あれ?これ俺も同じ事、経験したような?
立川は恐る恐る、ドアに刺さっているものを見る。そこには…
「ハサミがっ!!!」
ハサミ…。
可愛いもんじゃねぇか。俺なんか…
ナイフだぜ?

