「まっ、み見とれてたわけではなくて…!」 「へー…でもすっごい視線感じたよ?」 見透かしたような笑顔に頭の中を覗かれたような気分になり恥ずかしくなる。 「気のせい…じゃないかな…?」 大きく目をそらすとともに話もそらす。 「そ、それより!もう22時半だからそろそろ寝る準備しなきゃ〜」 嘘、いつもは24時に寝ている。 さっさと逃げたい…! そんな思いでそそくさと洗面所に足を動かす。 「棒読みすぎ、大根」 後方からの馬鹿にしたような言葉…は聞こえないふりをした。