訳あり二人暮らし



「あれ、そういえば…もともと1人暮らしのつもりだったんだよな?」

不思議そうに聞いてくる。


「うん…あ、1人暮らしにしては広いよね」

きっとこの事が気になったのだろう。

そう思い言うと瀬山君はコクリと頷き部屋を見渡している。


それに釣られて私も見渡すと…

ダンボール、ダンボール、ダンボール…。

あまり気にしてなかったけど…私引越しの作業途中だったんだ…


所詮は女の1人暮らし、凄く片付ける量が多いという訳では無い。

しかし、何処から手を付けよう…そんな事を考えるとやはり憂鬱になってしまうものだ。