訳あり二人暮らし



「あんたって分かりやすいな」

クスクスと楽しそうに、嬉しそうに笑っている。

そして

「一緒に、住んでもいいか?」


恩返し、だなんて言って強要する訳でもなく優しく問いかけた。


私は何も言わず、コクリと頷いた。


するとまた彼は私の頭をポンポンと優しく撫でた。


…何故だか悪い気はしない。

大きくて暖かい、優しい手の平に安心感を覚える。


私、男の人と一緒に住むのか…

なんて考えると物凄く緊張する。


な、なんか…心臓飛び出しそう…