訳あり二人暮らし



なんとなく彼を見ると、彼も私を見ていた。


それに驚き私は咄嗟に下を向く。

びっくりした…
って、目逸らしてちゃ怖がってるのと変わらないじゃん、怖くないんだから!


嘘…本当はちょっと怖い…
けど、でもでもちょっとだけだから!

なんて焦る私を見てか、小さく笑い声が聞こえてくる。


「怖いんだ?」

見透かしたように問いかけてくる彼。


「かっ、こ怖くない!」

吃りに吃る私。


「じゃあ、一緒に住める?」

「すっ、住める!」


っと…断言してしまった…

本当は大分心配だし不安だし、ちゃんと住めるなんて思ってない…

むしろ、絶対上手くいかない!と思っている…。