訳あり二人暮らし



「これはっ、だから…!」

泣いてないから…だから、えっと…

グイグイと涙を拭いながら…ひたすら言い訳を探す。


「そ、そう!目から、汗が…みたいな…」

咄嗟の言い訳に自分でも呆れてしまう。


彼の顔を見るとやっぱりニヤニヤとしてて

あーあ…これはまた…

「…馬鹿って、言いますか…?」


答えは分かっているけれど先に言われるよりはと問いかけてみる。


「勿論」

彼は楽しそうに笑いお前は馬鹿だと言った。


どうせ私は馬鹿ですよーだ…なんてブツブツと呟きながらも…この時間を楽しんでいる私。


男の人だけど…悪い人では無さそうだし…
男全員が怖い人ってわけじゃないのかも…

なんて少しだけ、男の人に対する印象が変わったことに凄いなー…と他人事のように感じた。