訳あり二人暮らし



「この部屋に…2人で、住みませんか…?」

声は震え、視界が滲む。


あれ…私、ちょっと泣きそう…?

だめだめ、涙出なくていいから!
怖くないんだから…!

ぼやけてよく見えないけど彼を見つめる。


「…それ本気?」

彼が小さく問いかけた。

「ほ、本気…!」

私は小さな問いかけに大きく答える。


怖くない!
2人暮らしなんて、平気平気…!
ワンルームじゃないし…うん、大丈夫!

肯定を示す為、そして自分に大丈夫だと言い聞かせる為にコクコクと頷いた。


「…泣きそうな顔してるのに?」


…私が触れて欲しくなかった所を指摘した。

そんな彼は今、きっと意地悪な顔をしているのでしょう…