訳あり二人暮らし



「私っ…もう、怖くありません…から…っ」


考えるより先に出た言葉がこれだった。


私、何言ってるんだろう…

自分で自分が馬鹿だと思ったけど、そんな事よりも…


「大丈夫…だから…」

彼が私に言ってくれた言葉を。


彼の目をジッと見つめる。

彼も、私の目をジッと見つめてくる。


初めて、ちゃんと目が合った気がした。


はっきり…はっきり、言わなきゃ…!


「あの…!」