訳あり二人暮らし



さっきまではあんなに強引に話を進めていったのに…

なんで、急に…


「え、そんな…なんで、ですか…?」

声が大きくなる。

何故か、悲しく思っている自分が居て…自分自身にも戸惑いを隠せなかった。


「あー…別に理由なんてない」

俯きがちに小さく答えた。

かと思えばパッと顔を上げ明るくこう言う。


「第一、初対面の女に一緒に住もうなんて本気で言う訳ないだろ…冗談だよ、冗談!」