訳あり二人暮らし



彼が口を開く。


「…俺が怖い?」

切な気だけれどどこか優しい、そんな目で私を見ている。

見つめてくるけど…今は、何故か怖くなかった。


あんなに怖かったはずなのに…
何で今は怖くないんだろう?

そんな疑問を持ちながら、フルフルと否定を表すために首を振った。


「じゃあなんで泣いてるの?」


彼は優しく問いかけた。