「忘れて、ない…です…」
「だよね…じゃあ恩返ししてくれるってことだよね」
お、恩返しってそんな…なんか押し付けがましいし…いろんな意味で怖いんですけど…
「ねえ、返事は?」
「はえっあ、あえぇっと…!」
ぼんやりしていた最中にいきなり声をかけられたものだからおかしな声を出してしまった。
「えぇっとじゃなくて、返事は?俺は迷子の君を家まで送っていってあげたんだよね?」
俺がいなかったら一生帰れなかったかもねー…とかなんとか言われちゃうとさ…
「お、恩返し…します」
それがどんな内容であろうと、私に断る勇気は無いのです…。
