よ、良かった… これ以上お姫さま抱っこされてたら私きっと死んでたよね。 あの浮遊感が無理。落ちちゃいそうだし… いやいや!あんなの絶対落ちてたよ! そう考えるとすぐ降ろしてくれたことに感謝しなきゃね。 いや、お姫様抱っこをしたこの人が悪い事には変わりないけど! でも…私は心の中で一応『ありがとう』と言って一息ついた。 …ん?そういや私、何か大事なことを忘れてる、ような? 「なあ」 「はいぃっ…」 んー…?と頭の中で唸っていると不意にかけられた声に心臓が飛び跳ねた。