訳あり二人暮らし



「今までは私と一緒にいても、男の人の前では俯いて震えて…話すこともままならないような感じだったのに…って思ってさ」


…確かに、その変化は自分でも気付いていた。


「でもでも、私なりに瑠愛を油断させてるだけなんじゃって思ったよ?けど…そういう風にも見えなかったからさ」


と、紗苗が話している時に注文していた食べ物が来てしまった。

タイミング悪いなぁ、と思いつつも店員さんにお礼を言いそれを受け取る。


わー美味しそう、なんて笑っているけれど私が不安だったように、紗苗も不安だったのだろう。

そんな事を考えながら紗苗にもありがとうと呟いた。