訳あり二人暮らし




どうしよう…私、帰れないじゃん…

スマホも無いし…嫌だ、嫌だ…


そう思うとまた足に力が入らなくなり、ガクンと膝から崩れ落ちそうになる。

すると彼はさっきと同じように私を受け止めてくれたのだ。


「…あんた本当にさっさと帰らないと…さっきから体調悪いんじゃねぇの?別に体調悪いとかどうでも良いけど」


そう心配してくれている…のであろう彼の発言を私は小さく首を横に降り否定した。


「ごめっ…なさ、い…」

そういう訳ではないと言いたかったけれど

それよりも早く無意識のうちに口が勝手に動いていた。