「さ、紗苗はやいよ…!」
「まあまあ!それより近くのファミレスでいいでしょ?さ、レッツラゴーゴー!」
ルンルンと機嫌良さそうに歩く姿を見ていると何を言う気にもなれず…
それどころか私まで楽しくなってきてしまう。
そんな彼女といる時間が好きだった。
「なんか紗苗、テンション高いね?」
何処か、いつもよりもはしゃいでいてニコニコとしている。
「そりゃまあ…瀬山 空哉、どんな男だと思いながら行ったら…ねぇ?」
「ねぇ、ってなにさ」
言葉の続きが気になり紗苗に問うも、目の前には目的地であるファミレス。
本当に家から近いな…なんて思いながら店内へ入る。
