訳あり二人暮らし



「ふーん…そんな事より瑠愛、お腹空かない?ご飯食べに行こ、色々話したいし!」


いきなりの話の変わりように驚いていると紗苗に手を捕まれ、グイグイと引っ張られる。

「えっ、あ、財布財布!」

「今度アイス奢ってくれたらいいから!」


楽しそうに笑いながら私を玄関へと誘導する。

ち、力強い!なんて強引な…!


「あ!じゃあ瀬山君、瑠愛に何かしたら許さないからね!会ってくれてありがと!」


紗苗がリビングを出る前に大きな声で叫ぶ。

かと思えばそれまでよりも倍の強さ、速さで外へと連れ出されてしまった。