3秒程間があいた。
かと思えばゆっくりと音をたてながら扉が開き、彼が出てくる。
「あー…っと、こんにちは」
一瞬、物凄く嫌そうな顔をした気がするけれど…
彼はなんとも爽やかな笑顔を顔に浮かべ挨拶を返した。
「こんにちは初めまして、瑠愛の幼なじみであり、瑠愛にこの部屋を紹介した原中 紗苗です」
紗苗も瀬山君に負けないくらいの爽やかな笑顔で自己紹介をする。
“この部屋を紹介した” を強調して言っているあたりここに貴方が住んでもいいか見定めに来ましたよ、と宣戦布告しているのだろう。
彼もそれに気が付いたのか…
瀬山君の眉がピクリと動いていた。
