「…瑠愛が言うなら本当の事だとは思う。でも、私はその人を信じる気にはなれないよ」 「…だよね、私も紗苗の立場なら信じられないと思う」 大好きな幼なじみからいきなり知らない男と住む事になった、なんて言われたら絶対に止めろと言うだろう。 「だけど…本当に悪い人ではないと思うの!…勿論、確証は無いけど、でも…なんというか…」 私だってなぜこうも彼を庇っているのか、理由は分からなかった。 紗苗は何か考えているのか、少しだけ静かな時間が流れる。