「瑠愛から電話したいなんて珍しいけど…何かあった?」 紗苗の心配そうな声が聞こえてきた。 「それが…まあ本当、色々あった…」 今日の事を思い返しつい、疲れたような声が出る。 「なに、私の瑠愛に何かした奴がいるの!?教えて、今すぐしばき倒してくるから!」 と、食い気味に聞いてくる紗苗を宥め迷子になった事から瀬山君と出会い、今に至るまでを細かく伝えた。 勿論、彼が悪い人では無いと思うとも言ったのだが… 「何それ、そんなの絶対駄目だよ…!」