永遠に友達



「ありがとうございました」



きちんとお礼を言い車を降りた真弓。もう会うこともないだろう。彼女は素直で明るいし彼氏だってすぐ出来るはず。



涼音にいい友達がいて良かった。嬉しくて笑みが出てしまう俺とは反対に涼音はかなりご機嫌斜めのようだ。



「なにか言いたい事でもあるのか?」



「あるに決まってるじゃない。真弓は本気で達樹が好きだから紹介してるのに」



「俺はそんなの頼んでないだろ」



「だって達樹、彼女さっぱり作らないからいい出会いが無いのかと思って」



「はぁ…あのな、俺が彼女を作らないのは、ずっと好きな女がいるから」



「…え」



これで気づけよと思う反面、気づかなくてもいいと思う俺がいる。どうせ俺のことを男として見てないお前が、俺の気持ちに気づくなんて地球がひっくり返ってもありえねーしな。



ふっと笑った俺を見る涼音。少し不服そうにしてるコイツも可愛い。せいぜい俺の好きな相手とやらを想像すればいいさ。



だからお前が好きだなんて絶対に言ってやらない。俺とお前の関係は永遠の友達でいいのさ。









FIN