*優紀side*

『川合くんは華が逆ナンするの知ってる⁇』
「逆、ナン…?」
何のことだ?
「は…「ゴメンッ‼︎」
「えっ⁉︎」
何故か謝って走ってく華。
「知らなかったの⁉︎え、なら忘れてっ‼︎」
意味不明な言葉を残して華を追いかける華の友達。
オレは混乱して何が起こったのか全然わからなかった。
「とりあえず…追いかけるっ!!!!」

* * *
「ハァッ、ハァッ、華何処だ?」
そして曲がり角を曲がろうとしたとき、華たちの声が聞こえた。
オレはとっさに角に隠れた。
「ど、しよ………ゆーきに、バレ、ちゃった、」
「言ってなかったの!!?てか、これからどーすんの‼︎」
「ん…別れる…。」
ワカレル…?
その単語を聞いた瞬間、オレの目の前が真っ暗になった。
「そっか…じゃあ明日…「ゴメン、聞いちゃった。」
「優紀⁉︎」
「さよなら、美咲さん…」
そして、さよなら、オレの初恋。