入学者の名前が呼ばれる。

「山崎優子」

「はい」

順に名前が呼ばれていく。

その時だった。

「蓮川晴香」

「はい」

奇跡だったよ。

なんとも言えない奇跡だったんだ。

私達は同じように高校を1年やり直しで入学してきたんだ。

私達は本当に再会を喜んだ。

彼女とバスに乗り学校に行き、
カラオケで打ち上げ
お弁当

楽しい時間だった。

私は躁鬱であることもオープンに話をしたしいつも笑ってた。

人も怖かったけど、彼氏もできた。
とてもいい人だった。

晴香ちゃんにはいつも辛い時励ましてもらったし

晴香ちゃんが辛い時は私はなんとかしてでも力になりたいってそう思った。

友達として、人として恥じるような生き方はしたくなかったから。