「あんまり、無理、しないでね」 雛子が優しく語りかけてくれる。 笠原くんに触れられた時の動悸、自然と赤くなる顔、握りしめた拳に溜まる汗。 決して何かの病気におかされている訳でもなく、体調が悪いわけでもなく。 そして、笠原くんが近づいてきた時に、私は思ってしまう。 ーー怖い、と。