「エルフリーデ。うん。それがいい。お前の名はエルフリーデだ」

彼は笑顔でそう言いました。

エルフリーデという名前の他にも、彼はたくさんの物を私にくれました。

本、洋服、知識、居場所、魔法…
そして愛情を。

私は彼に感謝しています。

何度お礼を言っても足りないほどに。


それなのに。


どうして彼はもういないのですか。

なぜ私だけがここにいるのですか。