「君って、空が好きなの?」 「えっ?」 蒔田君は空を見上げながら そう一言、私に聞いてきた 「どっちかってゆーと…好きかな?」 蒔田君は学年の中でも頭が良い方で、容姿端麗 そんな彼を放っておく女子が いないはずがなかった その時の私は、彼の名前や 女子にモテるという噂だけを知っていた程度で 彼の見た目や中身なんて これっぽっちも知らなかった