私が言葉を詰まらせていると 吉瀬君がスッと私の方を振り向いた 「莉子」 「…………」 私は吉瀬君の顔を見ることができなかった 蒔田君の事を好きだったこと 間違えて告白してしまったことを 別に隠していた訳じゃない だけど、こんな形で 好きだったことを知られるなら ちゃんと直接…… 「莉子」 なんとも言えない罪悪感を感じていると 吉瀬君は左手で私の顎を引いて 「お前は蒔田の事が好きだとしても 俺はお前が好きだよ」 「吉瀬君……」