しかも、塔矢は別のパンダともイチャイチャしてる。

私を放っておいて。


私は、塔矢と付き合っているにも関わらず、手すら繋いだことがない。


「加奈子ー…私心が折れそう。」


涙ながらに親友の加奈子に言う。



「ほんと、もう諦めて別れちゃえば。どうしてあんな最低なやつなんかを好きになっちゃったんだか…。」




「そうだね…。私も分かんないや。」