次の日、 あの女の子はいなかった。 でも、なんとなく 涼に話しかけづらくて、 昨日と同じ場所に座った。 あの女の子が、彼女だとしたら。 私の恋はもう、叶わないんだよね。 永遠の、片思い。 あの女の子と付き合ってるのか 聞きたかったけど、 やめておいた。 だって、“付き合ってる”って 本人の口から聞いたら、 きっとまた、涙が出てきちゃうから。