「……大丈夫!?」 私は、倒れている彼に話しかけた。 彼は、はぁはぁと息をしながら 首を横に振った。 ――――大丈夫じゃないのか。 でも、これは異常事態だ。 「……病院に行って、 先生呼んでくるから! ちょっと待ってて!」 私は、荷物を置いて 病院まで一目散に走った。