桜舞う季節に ー君が教えてくれたことー





「もう......涼のばぁか」



「ごめんごめん。

 プレゼント、ありがとな」



そして、私の頭にポンっと

手を乗せる涼。



その手は、とても温かかった。



「これ、開けてみてもいい?」



「うん」



私は、涼がどんな反応をするか

ドキドキしていた。