次の日も、その次の日も、 私は涼に渡すマフラーを編み続けた。 涼が早く退院できますように、とか 涼の病気がまた 再発しませんように、とか 涼とずっと仲良しで いられますように、とか。 涼のことを想いながら、 一つ一つ丁寧に編んでいった。