私が涼に卵の割り方を教えていると、 沙耶のお兄さんがキッチンに来た。 「おっ、みんな来てるのか。 こんにちは」 「こんにちは」 「なんだ、涼くん...... 卵も割れないのか?」 沙耶のお兄さんがからかうと、 涼の顔は真っ赤になった。