しばらくして、久しぶりに要が幽霊を見たとかで泊まりに来た
 
ずっと変わらない要の笑顔
 
やっぱり俺はこいつが好きだ…
 
そんな時、要からあいつにフラれたと聞いて驚いた
 
けど、要は相変わらず笑っている
 
辛いはずなに…
 
俺はベッドに手をつき、
要に近寄る
 
自分の気持ちを言いたくて頬に触れようとした瞬間、要が目を瞑って俯いた
 
…何してんだ、俺は…
 
ハッとして思わず要の額にデコピンをして誤魔化した
 
衝動に任せたら何をするか…
 
明日、朝一で千花に謝って別れよう
それで、もう要を誰かに取られないように…
 
 
振り向かせてやる