あたしの好きな人は…


リビングに入ると、ソファに恵介のお兄ちゃんの大地くんがいた
 
「大ちゃんっ」
 
おっきな声で呼んで
大ちゃんにダイブ
 
一年ぶりに会う大ちゃんはまた一段と大人になった気がする
 
「おぉー、要。元気してたか?しばらく見ない内に可愛くなったなぁ」
 
そう言いながら頭を撫でてくれる
 
本当のお兄ちゃんみたいで、あたしはこのおっきな手が大好きだった
 
「離れろよ、ジジィ」
 
あたしから大ちゃんを
離そうとする恵介
 
「誰がジジィだ、誰が」
 
「オメー以外いねーだろ」
 
「相変わらず口は悪いし、態度も背もでかいな恵介は」
 
「ほらほら、要ちゃんが帰って来たならご飯にするよ」
 
キッチンからはいい匂いがする
 
「じゃあ、一年ぶりに家族全員が揃った。
『メリークリスマース!!』